代表挨拶

(一社)次世代ロボットエンジニア支援機構 代表理事
京都大学大学院工学研究科機械理工学専攻 講師
川節 拓実
2025年11月

次世代のエンジニアを今の時代に即して育成する新たな基盤を創る、そんな弊機構の理念にご賛同いただく多くの企業・団体・個人の皆さまのおかげで、ただのエンジニア集団が数多くの事業に挑戦して参ることができました。多大なるご支援ご声援を頂戴してきた皆さまに、心より御礼申し上げます。

ここ最近は自動運転にヒューマノイドロボットや生成AI、最先端技術の話題に事欠かない時代が始まっています。しかし、これらの多くは米国や中国発であり、我が国は苦戦を強いられているのが現状です。米国や中国の発展の一因は、優れた人材育成システムの存在であることは間違いありません。中国は2015年より政府主導でロボット産業の育成・普及を始め、一躍ロボット大国へと成長しました。その裏にはロボット競技による先端人材育成も大きく貢献しています。一方、米国は30年も前からロボット競技による小学校から大学まで一貫したSTEM教育プログラムが根付いています。人材育成は極めて時間がかかるもので短期的な成果に結び付くものではありませんが、未来への投資なしに逆転勝利はあり得ません。今こそ米国や中国が成功している理由に向き合い貪欲に学び取って、未来への投資を我が国でも実行していかねばなりません。

弊機構はエンジニアの裾野を拡大することで全体の底上げを目指しており、1)エンジニアが指導者を務める小中学生向けの地域ロボット部活動、2)普通科も含めた高校生への最先端のロボット・AI教材、授業の提供、3)小学生から大人まで全世代が参加でき楽しみながらスキルアップできるロボット競技を核としたエンジニア選手権、この3つを事業の柱としています。急激に少子高齢化が進む中、産業の担い手の不足は既存の育成システムの延長線では解決できません。これまでエンジニアリングに触れる機会がなかった人々にこそ機会を提供し、子どもだけでなく大人まで入り口を広げることへの転換が必要です。

弊機構はエンジニアの集団として、学び、実装して、失敗して、改善して、今すべきことを泥臭く実行し、挑戦し続けます。これまでも私どもエンジニアの集団だけでは至らないところを多くの皆さまに支え続けていただきましたが、引き続き未来を共に創れますよう皆さまのお力添えをいただけましたら幸いです。

代表理事 TEDx Talks 出演動画「誰もがエンジニアとしての一歩を踏み出せる世界を創る」

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