FRC(FIRST Robotics Competition)とは
ロボット製作だけでなく社会貢献活動などを通してチーム運営を学ぶ
FRCはアメリカのNPO法人FIRSTが15~18歳を対象に主催する国際ロボットコンテストであり、世界35カ国より約3,800チーム、9.5万人以上が参加しています。
毎年1月にロボット競技のルールが発表され、世界各国で開催される地方予選までの約6週間で50kg程度の大型ロボットを製作します。ロボット製作以外にもアウトリーチ活動、資金調達の実施もコンテストの一環であり、将来社会で即戦力となれる実践的な経験を積むことができます。
競技の様子(他チーム) 出典:Up-A-Creek Robotics
主催者FIRST公式の紹介ビデオ 出典:Official FIRST
2021シーズンの説明 出典:Official FIRST
学べる・経験できる分野
- 3DCADを用いた大型ロボットの設計と製作
- カメラ等を用いた自律制御と遠隔操作
- STEM(STEAM)教育の普及をはじめとする社会貢献活動
- チームワーク、マネジメントスキル
- 他チームとの英語でのコミュニケーションスキル
- 数百万円の資金調達
競技概要
毎年発表されるルールへの対応力だけでなく、社会貢献活動等も評価される
FRCでは毎年1月に発表されるルールに対し50kg程度の大型ロボットを6週間で完成させ、自律制御と遠隔操作を使い分けたプログラミングを必要とします。また実際の大会では、世界各国から集まったチームと合計3チームで連合を組み、協力して試合に挑みます。連合を組む相手チームは当日発表され、また試合ごとにその連合は変更されるので、英語でのコミュニケーション能力なども求められます。

画像:https://www.firstinspires.org/frc-photos
FRCのキャッチコピーに”More than Robots”という言葉があります。この言葉は「FRCは単にロボットを作るだけのコンテストではない」ことを表しています。ロボット製作以外に社会奉仕活動等、アウトリーチ活動の実施もコンテストで評価されるということです。
またFRCに参加するには年間約300万円以上の資金が必要になります。これはすべてチームメンバー自らが調達しなければなりません。そのためチームは企業とのスポンサー交渉やクラウドファンディング等を通じて資金を集めます。
“More than Robots”を評価するため、FRCで権威ある賞の一つに”Chairman’s Award”があります。これはアウトリーチ活動をはじめ日々の活動がFIRSTやFRCの理念に沿っており、参加者の手本となるチームに贈られるものです。地方予選において世界大会への出場権を獲得できる賞の一つであり、さらに世界大会でこれを受賞すると世界大会への恒久的な出場権を手にすることができます。