RoboCupJuniorとは
19歳以下の子ども達が完全自律ロボットの開発に挑戦
RoboCupJuniorは世界的に開催されているサッカーロボットのロボットコンテスト”RoboCup”のジュニア大会です。19歳以下の子ども達が全自動でサッカーをするロボットを作り上げるという高度な技術に挑みます。またRoboCupJuniorには世界大会があり、試合を進める中で国外の方々と交流し、国際的な感覚を持ったエンジニアとなることが期待できます。RoboCupJuniorが主として参加者の対象としている小中高の学校ではロボットの開発環境が身近に無い、もしくは整っていないことが課題であり、本機構ではそのような子ども達に開発環境、練習環境を提供する形で支援致します。開発自体は子ども達のみが実施できるものであり、20歳以上の学生、社会人等が直接的な支援をすることはありませんが子ども達の要望に応じて適切なメンタリングも支援として実施しています。
学べる・経験できる分野(一例)
- 自律ロボットの研究開発
- 3DCADを用いた小型ロボットの設計製作
- マイコン等を用いた組み込みシステム開発、プログラミング
- 他国のエンジニアとのコミュニケーションなどを含めた国際感覚
RoboCupJuniorとは
RoboCupJuniorは、2050年までにFIFAワールドカップのチャンピオンチームに人型ロボットのチームが勝つことを目指してロボット開発を世界規模で推進するプロジェクト、RoboCupの中で19歳以下の子ども達を対象にしたものです。サッカーロボットはもちろん、他にもレスキューロボット開発やダンス競技の3種類のリーグが用意されています。競技の勝ち負けよりも、子ども達に学習の場を提供することで次世代の人材育成を目的とした大会です。
競技概要
2台対2台の自律ロボットがボールを奪い合いゴールを決めるロボットサッカー
本機構が出場するロボカップジュニアサッカーリーグ(ライトウェイト)は最大サイズが直径220mm、高さ220mmの円筒形、重さ1.1kg以内の小型ロボットが2対2でサッカーをするリーグです。サッカーコートの大きさは122cm×183cmで、コートから少し離れた場所には四方に壁が設置されています。ライトウェイトではサッカーボール自身が赤外線を発する構造となっており、ロボットから見つけやすい工夫がされています。ロボットは自身に取り付けた赤外線センサーを駆使してボールを見つけたり、距離センサーを使って壁との距離から自分の位置を認識したりして全自動でサッカーをします。
競技の様子
出展:YouTube ロボットスタート株式会社
RoboCupJuniorチームリーダー
御堂 潤
帝塚山高等学校生徒
2020年よりRoboCupJuniorチームのリーダー。チームでは機械設計製作から回路設計製作、プログラムまであらゆる開発を担当。2018年からRoboCupJuniorに参加しており、これまでに全国3位という結果を残している。